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2016年MacBook Proから3万円台の中古Windowsノートへ――Latitude 5320を選んだ理由

本体31,900円の中古Latitude 5320を、執筆とWeb制作のために購入しました。Core i5-1135G7・16GBでできる作業、実際に確認した開発環境、SSD容量やバッテリーなどの妥協点から、選んだ理由を整理します。

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2016年のMacBook Proから、中古のDell Latitude 5320へ買い替えました。2026年9月8日にBe-Stockで購入し、本体は31,900円、WPS Officeと送料を含めた支払額は35,200円でした。

選んだ構成は、Core i5-1135G7、メモリ16GB、SSD 256GB、13.3インチのフルHDです。最新機種ではありませんが、小説の執筆、ブラウザでの調べ物、Webサイトの制作・更新を進めるためのPCとして選びました。

この構成のよさは、安く文章を打てることだけではありません。ブラウザやエディタを使い、ローカルでWebサイトをビルドするところまで、一台で作業環境を整えられます。一方で、重い開発やゲームまで同じ余裕でこなせるわけではありません。購入条件と実際に確認した作業をもとに、どこまで期待でき、どこを割り切ったのかを書きます。

買い替えで必要だったのは、執筆と開発を続けられる環境

以前のMacBook Proでは、故障やバッテリーの問題に加え、OSを更新できないことが買い替えを考えるきっかけになりました。

今回のPCには、当面の執筆と個人開発を担わせ、将来もっと高性能なPCを買ったあとも、執筆用・サブ機として残すつもりでした。そのため、いま一台に大きく投資するより、必要な作業を続けられる構成を予算内でそろえることを優先しました。

中古PCを探すときの条件は、次のように絞っていました。

  • CPUは第11世代Intelを優先する
  • メモリは16GB
  • SSDは256GB以上
  • 画面は13〜14インチ
  • OSはWindows 11 Pro
  • 販売店の動作ランクはA
  • 本体が3万円台前半以下なら有力な候補

Latitude 5320は、この条件に合う構成を31,900円で買えたのが決め手です。機種名だけで選ぶのではなく、CPU・メモリ・サイズ・価格がそろっているかを見ました。

実際に購入した構成と、総額35,200円の内訳

購入品の構成は次のとおりです。

  • CPU:Intel Core i5-1135G7(第11世代)
  • メモリ:16GB
  • ストレージ:SSD 256GB
  • 画面:13.3インチ、フルHD(1920×1080)
  • OS:Windows 11 Pro
  • 販売条件:動作ランクA、1年間の保証

購入時の金額は、本体31,900円に、WPS Office 2 Standardの2,200円と送料1,100円を加えた合計35,200円でした。Officeは追加で購入したもので、本体価格に含まれていたわけではありません。

これは2026年9月8日の購入記録です。同じLatitude 5320でも、販売時期や構成、個体の状態によって価格は変わります。ほかの商品と比べるときも、本体価格に加えて、必要なソフトや送料を含めた金額を見ると比較しやすくなります。

第11世代Core i5は、どの程度の作業に使えるのか

i5-1135G7は、4コア・8スレッドのノート向けCPU

「Core i5」という名前は長年使われているため、それだけでは性能を判断できません。今回のi5-1135G7は、4コア・8スレッド、最大ターボ周波数4.2GHzのCPUで、Intel Iris Xe Graphicsを内蔵しています。これはメーカー仕様であり、4.2GHzで常時動くという意味ではありません。Intelのi5-1135G7仕様

4コア・8スレッドは、複数の処理を分担できる構成です。文書を編集しながらブラウザで資料を開く、エディタでコードを直して表示を確認するといった、軽い作業が重なる使い方に向いています。最新の高性能CPUほどの処理余力は期待できませんが、古いという理由だけで「文章入力しかできないPC」と考える必要もありません。

ここからの用途の目安は、仕様と私の作業内容に基づく判断です。処理時間やゲームのフレームレートを測定した比較ではありません。

執筆・調べ物・日常的な事務作業

小説の執筆、Webでの調べ物、メール、一般的な文書や表の作成は、この構成を選びやすい用途です。私の執筆環境も、Windows上のWPS Officeを基本にしています。

こうした用途では、CPUを上位機種にすることだけでなく、使いたいソフトを動かせること、複数の資料を開いておけること、文字が読みやすいことが効いてきます。13.3インチのフルHDは、持ち運べるサイズと表示領域の折り合いを付ける選択でした。文字が小さければWindowsの拡大率を調整できますが、二つのウィンドウを広く並べたい場合には、大きな画面の方が作業しやすくなります。

ただし、大量のデータや複雑な計算を含む表計算まで、文書入力と同じ軽さで扱えるという意味ではありません。作業内容が重くなるほど、CPUやメモリの余力が必要になります。

Web制作は、実際にビルドとローカル表示まで確認できた

購入後は、Git、GitHub CLI、VS Code、Node.js、npmを導入しました。既存のWebサイトをWindows側へ移し、Okuno Appsと「3分英語物語」で、依存関係のインストール、ビルド、開発サーバーでの表示まで動作を確認しています。

つまり、今回の構成で確認できたのは「開発ソフトがインストールできる」だけではなく、自分のサイトを編集して、公開用のファイルを生成し、手元で確認する一連の作業ができることです。Markdownの記事追加やAstroを使ったサイト運営には、具体的な用途があります。

この実績から、同じような規模のWeb制作を始めるための予算を抑える選択肢にはなると考えています。一方、大規模なプロジェクトのビルド時間を短くしたい、複数の仮想環境を常時動かしたい場合は、より新しいCPUや大容量メモリを選ぶ理由があります。

アプリ開発は、実機を使うかどうかでも負荷が変わる

Flutter、Android Studio、Android SDKも導入し、Android実機デバッグとWindows向けの開発環境を整えました。環境診断のflutter doctorでは問題なしの状態まで確認しています。

ただし、環境構築が完了したことと、あらゆるアプリ開発を快適にこなせることは別です。Android端末をPC内で再現するエミュレーターは、実機へ転送して確認する方法よりも、PC側のメモリやCPU、GPUを使います。

2026年10月3日に確認したAndroid StudioのWindows向け要件では、メモリはStudio単体で最低8GB、エミュレーター併用で最低16GB、推奨32GBとされています。エミュレーターにはGPUの要件もあるため、16GBあるだけで全要件を満たすとは言えません。私の実機を使った環境構築の記録を、エミュレーターの快適動作実績として扱わないようにしています。Android Studioのシステム要件

メモリ16GBの利点は、作業を閉じずに続けやすいこと

メモリは、起動中のソフトや作業中のデータを置く場所です。8GBから16GBになればCPUが2倍速くなるわけではありませんが、複数のソフトを同時に使う際の余裕が増えます。

たとえば執筆なら、原稿、調べ物のブラウザ、PDF資料を開く。Web制作なら、VS Code、ブラウザ、開発サーバーを動かす。こうした使い方では、一つ一つのソフトが軽くても、全体ではメモリを使います。

メモリが不足すると、Windowsはデータの一部をSSD上へ退避させることがあり、作業の切り替えや応答が遅くなる要因になります。16GBを選ぶ利点は、同時に使う道具のための余白を確保しやすいことです。8GB機との実測比較はしていないので「必ずこの数のタブまで快適」とは言えませんが、執筆に加えて開発も行う今回の用途では、16GBを条件にする理由があります。

また、Latitude 5320はメモリが基板上に組み込まれた構成です。一般的なメモリモジュールをあとから挿して増設する前提では選べません。Dellの仕様でも、16GBはオンボードのデュアルチャネル構成として記載されています。Dellのメモリ仕様

安い8GB構成を買ってあとで16GBにする、という選び方ができないことは、この機種では重要です。将来32GB必要になる作業が見えているなら、購入時点で別構成や別機種も含めて検討した方がよいでしょう。

SSD 256GBと内蔵GPUには、用途を絞る意味がある

SSD 256GBは、文章やソースコードを中心に扱う使い方では検討できる容量です。一方、Windowsやアプリだけでなく、開発用SDK、依存パッケージ、キャッシュも保存領域を使います。表記どおりの256GBをすべて自分のファイルに使えるわけではありません。

大量の写真・動画、大きなゲーム、複数の開発環境を入れたいなら、512GB以上の構成や追加の保存先まで含めて考えたいところです。今回の256GBは、容量を気にせず何でも入れるための選択ではありません。

内蔵GPUのIris Xeも、普段の画面表示や動画再生を担える一方、重い3Dゲームや本格的な映像制作に向けた専用GPUとは役割が違います。軽い編集やゲームまで一律に不可能とする必要はありませんが、4K動画の複雑な編集、大量のエフェクト、重い3D処理を主目的に、この構成を選ぶことは勧めません。ソフトごとの要件と、実際の作業規模を確認する必要があります。

私の場合は、当面の執筆・Web制作をこのPCで進め、将来の高負荷な用途は次のPCを選ぶときに考える、という分け方です。

価格を抑える代わりに、どこを妥協したか

外観には多少の傷がありましたが、私には許容範囲でした。ただ、中古品で注意したいのは、外観の傷と、作業に影響する消耗や不具合を一緒にしないことです。

実際、購入後に確認したバッテリーの満充電容量は、設計容量の約51.7%でした。さらに数字の「3」キーは、ほかのキーより少し強く押さないと反応しにくい状態でした。使用不能と判断するほどではなかったため使っていますが、到着時からの症状を記録するため販売店へ連絡しています。

これらは購入前から承知して選んだ条件ではなく、届いてから分かった個体の状態です。動作ランクA・保証付きでも、バッテリーが新品同様であることや、すべてのキーの感触まで保証されると読み替えることはできません。保証の対象や対応条件も購入時に確認したい点です。

長時間の持ち歩きが中心の人や、キーボードの状態を特に重視する人には、この違いは小さくありません。CPUとメモリが用途に合うかに加えて、購入する個体が自分の使い方に合うかを見る必要があります。購入後の確認方法は、別の記事で詳しく扱います。

私にとっては、35,200円で執筆とWeb制作を続けるための選択

Latitude 5320を選んだ理由は、第11世代Core i5、16GB、13.3インチという条件が、本体31,900円でそろっていたことです。Officeと送料を含めても35,200円で、執筆環境と実際のWeb制作環境を整えられました。

同じように、文章作成や調べ物を中心にしながら、個人のWebサイトも作りたい人にとって、このクラスの中古PCは検討する価値があります。購入後も執筆用・サブ機として残すつもりなら、役割も持たせやすくなります。

一方で、重いアプリ開発、動画編集、ゲーム、長時間のバッテリー駆動を中心に考えるなら、メモリやGPU、電池の状態へもっと予算を回す理由があります。いま必要な作業を具体的に挙げ、その作業に合う性能と個体の状態を選ぶこと。今回の買い替えでは、その条件がLatitude 5320のこの構成と合いました。